2021-04-20 2021-11-28

Picam360カメラをJetsonNanoに接続して360度映像をリアルタイムストリーミングする手順を紹介する連載、今回は第二回です。


本稿の英語版→English version is available here.

こんちには、Picam360開発コミュニティのGAKUと申します。

前回の投稿では注意事項と必要な物をリストアップしました。今回はNvidia社が提供するJetson NanoのSDカードイメージをSDカードに書き込む手順と、初回起動時の設定手順をご紹介します。

SDカードイメージの書き込み

Jetson NanoのSDカードイメージはNvidia社から提供されています。手順はNvidia社ウェブサイトで見ることができます。下記リンクのウェブサイトを参照してSDカードイメージを書き込んでください。

Nvidia社:Getting Started with Jetson Nano Developer Kit

参考までにMacでSDカードを書き込む手順を紹介します。


公式SDカードイメージをここからダウンロードします。

[ヒント] 公式SDカードイメージは時々新しいものにアップデートされます。アップデートされた環境でPicam360ソフトウェアのインストールが上手くいなかったり、正常に動作しなくなることがあります。検証済み環境に記載している検証済みのSDカードイメージを使用することをお勧めします。

Etcherをインストールします。ここからダウンロードして、インストールします。

Etcherを起動します。書き込み時に以下のようなエラーが発生することがあります。その時はターミナルからEtcherから管理者権限を付与して起動してみましょう。

ターミナルから管理者権限を付与してEtcherを起動するには、ターミナルを起動して以下のコマンドを実行します。パスワードを聞かれた場合はMacのログインパスワードを入力します。

$ cd /Applications/balenaEtcher.app/Contents/MacOS/
$ sudo ./balenaEtcher

SDカードをMacに挿入します。もし下記の画面が表示されたら無視を押します。

Etcherの画面のSelect imageを押して先ほどダウンロードしたSDカードイメージファイルを選択します。次に、 Select target でSDカードドライブを選択 、Flash!を押して書き込みを開始します。

書き込みが完了したらSDカードをOSの所定の手順で取り外します。

最初の起動

SDカードを書き込んだ後に、Jetson Nanoを初めて起動すると設定画面が表示されます。この章ではその初回の設定手順を紹介します。


SDカードを挿入します。

Insert sd card
Nvidiaウェブサイトから引用

モニター、キーボード、マウスを接続します。

PC Set

WiFiドングルやLANケーブルを使用してネットワーク接続する場合は、それらを取り付けます。

電源ケーブルを接続します。起動が始まります。

Power Cable

初めての起動では最初にいくつかの設定画面が表示されます。(これら画面はSDカードイメージのバージョンによって多少異なるかもしれません)

最初は規約の画面です。チェックを入れてContinueを押します。

First boot terms

使用する言語を選択しContinueを押します。選択された言語によってこの次の画面から表示言語が変わりますが、本投稿のスクリーンショットと文中で登場するボタンのラベルなどはデフォルトの英語表示で掲載します。英語ブログと日本語ブログで画像を置き換えるのが大変なので、ごめんなさい。ボタンの位置関係などで、どれとどれが同じであるか判断してください。

キーボードレイアウトを選択しContinueを押します。キーボードレイアウトが分からない場合は画面左下のDetect Keyboard Layoutを押すことで、自動でキーボードレイアウトを認識させることができます。

Select keyboard layout

地図上をクリックして地域を指定します。Continueを押します。

Select region

お好みのユーザー名コンピューター名パスワードを入力しContinueを押します。これらの値は後ほど使用するのでメモしておいてください。

Account settings

書き込んだSDカードイメージのパーティションは小さいので、この画面ではそのサイズを変更するか聞かれます。自動的に最大値が入っているはずです。特に理由がなければそのままでContinueを押します。

Input partition size

Jetson Nanoのパワーモデルを選択します。パワーモデルとは消費電力とパフォーマンスを制御するものです。Jetson Nanoでは5WとMAXNを選択できます。5Wは省電力ですが、その分パフォーマンスが制限され、それはPicam360ソフトウェアにとって十分ではありません。ここではMAXNを選択してContinueを押します。この後Jetson Nanoは自動的に再起動されます。

Select power model

作成したユーザー名パスワードでログインします。この初めてのログインによってユーザーディレクトリが生成されます。

Login

デスクトップ画面右上のネットワーク管理のアイコンを押して、ネットワークに接続されていることを確認します。WiFiで接続する場合はこの画面にあなたが接続したいWiFiのアクセスポイントが表示されていると思います。それを選択するとアクセスポイントのパスワードが聞かれるので入力して接続します。アクセスポイントがパスワードを要求しないよう設定されている場合は、パスワード入力は表示されません。

Confirm network

再起動します。

Reboot

 

以上で、初期起動時の設定は完了です。次に続く。


連載: Jetson NanoでPicam360を始めよう

  1. 必要な物と注意事項
  2. SDカードイメージの書き込み
  3. サーバーソフトウェアのインストール
  4. カメラキャリブレーション
  5. ビューワーアプリのインストール
  6. 接続する

Picam360リンク: